美容2017.10.05
激まずプロテインを買ってしまった時のオススメレシピ
ひと昔前は、プロテインと聞くと、スポーツ選手や筋肉男子の飲み物という印象でしたが、ここ最近は糖質制限食ブームに乗って一般女性の生活にも取り入れられるようになってきました。
それじゃあ私も始めてみよう!と息巻いてチャレンジした女性たちが必ずと言っていいほどぶち当たる壁……。
それはまさに「味」です。
正直言ってまずいです。
もちろん味にこだわって作られているものは山ほどあり、口コミやレビューで高評価のついているものも多数ありますが、成分表示を見てみてください。プロテイン(=タンパク質)として売られているのにただのジュース(糖質)だったりします。
そこで今回は買ってしまったまずいプロテインを少しの工夫で食習慣に取り入れやすくするアレンジレシピを紹介します。
●プロテインの種類と味の特徴●
店頭やインターネット通販サイトに並ぶ様々な種類のプロテイン。製法などで細かい分類はあれど、原材料の違いで大きく3種類に分けることができます。
1.ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳に含まれるタンパク質の一種です。
ヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイ(乳清)といいますが、このホエイに含まれるタンパク質がホエイプロテインです。ホエイには他に、ミネラルや水溶性ビタミンが含まれます。体内への吸収速度はスムーズで胃腸にもたれにくいというメリットがあります。
牛乳の味が大丈夫な人であれば、味は淡白で飲みやすく、水で作らなければなんとか続けられる味のようです。しかし、私を始め牛乳嫌いからするとかなり残酷なお味です。牛くさいというか、スキムミルク系な味です。有名な、水で作ってスポーツドリンクのように飲める製品もホエイなので、買って後悔した牛乳嫌いさんもいるはずです。
2.カゼインプロテイン
ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分とするのがカゼインプロテインです。この主成分であるカゼインは生乳を構成するタンパク質の約80%を占めています。?ホエイプロテインが水溶性で吸収が早いことに対し、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。ダイエット時の間食や運動をしない日のタンパク質補給、また就寝時におすすめです。カゼインプロテインは体への吸収速度がゆっくりであることから満腹感の持続が期待できます。
原材料が同じなので味はホエイと同じ感じです。
3.ソイプロテイン
ソイプロテインの原料は、その名の通り大豆のタンパク質部分だけを粉末にしたものです。タンパク質の比率を高め水分や糖質、脂肪を減らし植物性タンパク質を効果的に摂取できるようになっています。価格が比較的安いことも特徴の一つです。満腹感が持続しやすいためダイエットをしている方にはもちろん、健康維持をしたい方にもおすすめです。女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが入っているので、肌の張りを保つ効果や、女性らしい体のラインをキープしたい方にもおすすめです。
味は「きな粉の様」と形容されることが多いですが、全然きな粉ではありません。
「大豆で作った脱脂粉乳」と言った感じです。
メーカーがつけた味が邪魔なことも・・・
各プロテインメーカーの開発担当の方が試行錯誤してなんとか飲みやすくしてくれているプロテインですが、逆に甘ったるかったり香料がきつくて飲みづらい原因かも!
そんな市販の味付きプロテインを飲みやすくする方法を以下で伝授します。
●お待たせしました!プロテインレシピ●
1.フルーツミックスジュースで作る。
→フルーツで爽やかな味わいに。バニラ味やヨーグルト味(これも結局バニラみたいな味ですが)のついたプロテインにオススメ。りんごジュースやオレンジジュースなど、一種類のものよりもプロテインフレーバーの甘ったるさが気にならないです。水で作る時よりもジュースを多めに入れるのがポイント。
2.ココアで作る。
→こちらも?と同様、バニラやヨーグルト、あとはココアやチョコレート味のプロテインがオススメです。粉っぽさが残るものの、海外のクッキー詰め合わせに入っているココアクッキーの様な味になります(わかる人にはわかる)。
3.コーヒー・紅茶で作る。
→基本的には香り、味ともに強いコーヒーがオススメ。フルーツ味のプロテインに関しては紅茶の方がスッキリした味わいになりますが、ソイプロテインとストレートティーの組み合わせはあまりオススメしません。市販のミルクティーを使うと大豆の味が少し消されて飲みやすいかも。
4.スムージーにアレンジ!
→フルーツ味のプロテインはバナナ・牛乳(または豆乳)・氷・お好みでリキットシュガーを入れて撹拌します。元のプロテインのフレーバーによって、バナナ以外のフルーツや冷凍フルーツを入れて撹拌しても美味しいです。
味の付いていないプロテインなら野菜スムージーに入れても問題なく飲めます。この場合は植物由来のソイプロテインの方が相性がいいです。
5.お菓子や食事にアレンジ!
→プロテインを使ったお菓子はプロテインバーが有名ですね。しかし、ホットケーキやカップケーキ、クッキーなどの焼き菓子に混ぜ込んだり、食事としてカレーや鍋に使用するなど様々な方法があります。
作るのにも食べるのにも手間がかかるので運動後すぐ摂取する方法には向きませんが、間食や食事を置き換える方法なら、簡単にプロテインを摂取できて良いです。
●飲みやすくはなったけどなんか糖質が…●
と、お考えの皆さん、確かにプロテインはやはり水で作るのが一番糖質もカロリーも低くすみます。しかし、いくら低糖質に抑えてもタンパク質が不足していることによって筋肉量が減少すれば、脂肪も燃焼されにくくなり、”以前より食べていないのに太る”原因となります。プロテインは腹持ちのいい食品です。今回紹介したアレンジ方法は、糖質だけ見ればダイエットに不向きな気がしますが、お腹が膨れるので1日の総摂取カロリーや糖質は普段と変わらず、結果的にタンパク質を効率的に摂取することができます。
そこで、しっかりダイエットしたい場合は1食分をドリンクに置き換える。体系維持や長期間でゆっくりやせたい場合は、間食がわりにドリンクを飲むようにして続けることが大切です。
タンパク質は私たちの体にとって重要な栄養素であり、バランスよく摂取することが求められています。しかし、忙しい現代社会のなかでは、通常の食事からだけでは適切に摂取することが困難です。?健康のため、美容のため、ダイエットのため、プロテインを日々の食生活に取り入れることで、手軽に健康的で美しい体を目指しましょう!